営利企業と「サステナビリティ」の
あるべき関係を考え続ける
総務部 兼 総務部
カーボンニュートラル推進室
K.I
2019年入社
※所属は取材当時
これまでの経歴 CAREER
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2007
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早稲田大学文学部教育学コースに進学
貧困の解決や途上国支援、多文化理解などは「教育」という視点が重要になるとと考え、早稲田大学文学部の教育学コースに進学。専門は国際理解教育と子どもの権利条約。
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2011
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証券会社に入社
入社後は3年半、リテール営業に従事。2014年からは経営企画部でCSRを担当。2016年、会社合併の事務局となる統合戦略室に異動。
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2019
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東海カーボンに入社
企業にとって、持続可能な、あるべき社会貢献とは、企業が営む事業を通じた社会貢献であると、前職のCSR担当経験から改めて実感。自社製品に誇りを持つメーカーで、事業を通じた社会貢献の経験を積みたいという思いから転職活動を開始し、ESG/CSR担当者を募集していた東海カーボンへの転職を決意。
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2019
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総務部に配属
サステナビリティに関する全社戦略立案に従事。現在は「カーボンニュートラル推進室」としての業務も兼務。
インタビュー INTERVIEW
学生時代について
世界の貧困問題などを「教育」から
解決する方策を学ぶため、文学部教育学コースに
子どもの頃からずっと、貧困問題や途上国の開発支援について興味を持っていました。そして多文化理解や「どうしたら平和に生きられるか」という問題については、“教育”という視点から考えていくのが重要ではないかと思い、大学では主に国際理解教育と子どもの権利条約を専門に研究しました。また、大学のボランティアプロジェクトを利用してラオスやケニアへ行き、現地でのフィールドワークを通じた学びも経験してきました。
東海カーボンを選んだ理由 自身の成長の機会を確信し、入社を決意
前職で経験したCSR担当業務を機に、持続可能な社会貢献のすがたは、一方的な援助や支援ではなく、企業が営む事業を通じて社会に貢献する形であると改めて実感しました。社会人10年目を前に、企業の社会貢献に携わる仕事がしたいという思いが強まり、転職活動を始めました。東海カーボンは、本格的にESG(環境/社会/ガバナンス)の取組みをスタートさせるために、CSR/ESG担当者を募集していました。初期段階から関与できることは魅力的でありましたが、一方で期待に応えられなかったら…という不安もありました。しかし、手探り状態の中でも一緒に頑張っていこう!という会社側のメッセージを強く感じ、入社後も同僚や上司にも相談しやすい環境で挑戦できそうだと思い、入社を決意しました。
現在の仕事内容 サステナビリティ、カーボンニュートラルに関する全社戦略の立案に取り組む
私の現在の担当業務の一つである当社のサステナビリティに関する仕事は、持続可能な社会の実現に向けて、東海カーボンは企業としてどのように貢献できるのか、そのためにはどのような取り組みが必要かを考え、全社戦略として企画・立案し、各事業部や関連部に提案・依頼をしていくことです。「統合報告書」やホームページを通じて、活動内容を対外的に発信する仕事も行っています。もう一つの担当業務である、カーボンニュートラル推進室の仕事は、当社のカーボンニュートラル対応に係る全社戦略の立案・推進、事業部や子会社への指導・助言、カーボンニュートラル関連会議の運営等です。
仕事のやりがい
成果が見えにくい業務ではあるが
徐々にでも“意識”は浸透しつつある
サステナビリティ、カーボンニュートラルともに、当社の未来につながる非常に重要な課題ですので、その業務に携わらせてもらっていることは、貴重な経験であり、大きな責任を感じるとともにやりがいも大きいと感じています。また、新たな取り組みは社内浸透にある程度時間を要しますが、徐々にでも社内の意識として広がってきたのかなと感じる時もやりがいを感じる瞬間の一つです。例えば、年4回の社内報にサステナビリティの取組みに関する記事を継続して掲載していますが、最近はその内容について話しかけてくれる方が増え、うれしく感じています。ESG投資指数の構成銘柄に当社が初選定された時は、関連部と一緒に目標の一つとして取り組んできた結果を、目に見える形で、具体的な成果として示すことができ、モチベーションアップになりました。
仕事で大事にしていること
常に想像力を働かせ
物事の間にあるつながりを発見する
「常に想像力を働かせる」ということを、一番大事にしています。「周囲観察」。これは前職の上司が常に言っていたことなのですが、自分の業務には一見関係ないと思える情報でも、関連性が無いかよく観察し、想像力を働かせれば、物事の間の思わぬつながりが発見でき、アイデアや新しい発想が生まれたりするものだと。その視点を持つことは、今も大切にしており、私のアイデア・発想の源泉となるだけでなく、一つの事象から波及して生じる課題にも気づくことができるようになったと思います。
入社して一番成長した経験 新たな挑戦の繰り返しが、自分を成長させた
私は「前例がないから」とか「やったことがないからできない」という考えは捨て、「どうしたらできるのか」を考え実行するという意識のもと、仕事をしてきました。現状の問題点や課題を検証し、多様な角度で克服する策を考えてみれば、突破口は見えてくるものです。また、新たな仕事に挑むチャンスがあれば、自分の成長の機会ととらえ、チャレンジするようにしています。それがきっかけで新たな問題に気づくこともありますし、他部署や外部との接点をもつことができ関係性が拡がることもあります。そういった“挑戦”を常に続けてきたことで、おそらく、それなりに成長できたのではないかと思っています。
東海カーボンを一言で表すと
歴史と伝統に安住するのではなく
常に“挑戦”をしている会社
「伝統と誇りを持ちつつ挑戦する会社」でしょう。東海カーボンは100年を超える伝統があり、製品や技術に誇りを持っています。しかし、驕ることなく常により良い品質や成長を目指し続けています。また、カーボンニュートラルへの取り組みは非常にハードルの高い課題ですが、それに対しても真剣に挑戦しようとしています。歴史があるだけでなく、“未来”をしっかりと見ている会社なんですよね。
同僚の特徴 前向きに、まじめに、協力してくれる社員に囲まれた働きやすい環境
「協力的な人が多い」と言えるでしょうね。サステナビリティやカーボンニュートラルに対する取り組みは、どちらも事業と密接に関係することから、様々な関連部署に説明し協力を依頼することが多く、既存の業務に追加して対応をお願いすることになります。当社の社員は、役職に関わらず、人の話によく耳を傾けてくれ、どのように進めていくべきかを一緒になって考えてくれますし、前向きに、そしてまじめに協力してくれる方が多いので、とてもありがたく感じています。また、異業種からの中途採用で入社した私は、製造工程や専門用語等、まだまだ事業について不勉強な点があるのですが、時間を割いて丁寧に教えてくれる方ばかりです。いわゆる「中途採用組」として扱われることもまったくなく、働きやすい環境で仕事をさせてもらっています。
今後の挑戦 「ビジネス」と「サステナビリティ」の結びつきを当社グループ社員に伝えていきたい
サステナビリティを当社の社員一人ひとりが自分の事として語ることができて、当社社員の考え方や行動の基軸にサステナビリティが浸透し、実際の業務に現れ出てくることが、私の目標です。現在、スポットが当たっている気候変動の問題だけでなく、人権やダイバーシティ、サプライチェーン対応など、近い将来に当社が更に注力すべき課題は増えていくと思います。それらの課題と各事業や各人業務との関連性をヒントに、サステナビリティの重要性を国内外の社員に浸透させていきます。そのためにも、積極的に当社グループの人たちともっとコミュニケーションをとっていきたいですね。
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