黒鉛電極の安定的な製造体制を守るため
データ解析と現場との対話で改善提案
防府工場 製造課
R.U
2020年入社
※所属は取材当時
これまでの経歴 CAREER
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2018
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立命館大学大学院 生命科学研究科に進学
大学3回生のときに新設された物理化学系の研究室に入り、さらに研究を進めたいと大学院に進学。光を当てるたびに機能が発現する有機化合物の研究に励んだ
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2020
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東海カーボンに入社
大学・大学院で培った有機化学の知識を活かしたいと、就職活動は染料や塗料メーカーを中心に回る。選考で一番話を聞いてもらえた東海カーボンへの入社を決意
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2020
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防府工場製造課に配属、現在に至る
インタビュー INTERVIEW
学生時代について
演劇サークルに打ち込む学生時代
新設の研究室で光化学と出合う
大学時代は演劇サークルに所属し、演者、脚本、演出などマルチに打ち込んでいました。決して勤勉な学生ではなかったと思います(笑)。3回生で研究室を選ぶ際、たまたま新規でスタートする研究室に入り、有機化学と光化学について学びました。光を当てるたびに繰り返し機能を発現する有機化合物のデザインとその機能性について研究していました。研究を深めるため、そのまま大学院に進学しました。
東海カーボンを選んだ理由
光科学で出合った「色」の面白さ
究極は全ての色を吸収するブラック
就職活動では、光化学で学んだ「色」に関われる仕事に就きたいと思い、主に染料や塗料メーカーの研究職をまわっていました。その中では、東海カーボンは少し変化球ではありますが、カーボンの「黒」は全てを吸収する色ですし、いわば究極とも言えるのかな(笑)。黒色のインクトナーなどに利用されている水性カーボンブラックに興味を持ち、応募しました。選考を受けてみて、一番しっかり話を聞いてもらえたというのが、東海カーボン入社の決め手です。
現在の仕事内容
黒鉛電極の製造工程を管理し
安定した品質のためのシステム
黒鉛電極の製造工程を管理する仕事に従事しています。黒鉛電極というのは、製鉄業の中でも電炉方式と言われる鉄スクラップを溶かしてリサイクルする炉で使用されます。電気炉で使用される黒鉛電極の先端温度は3000度以上にもなります。高品質かつ不良が発生しないよう、製造工程でデータ解析し、システムの改善点を研究し、次につなげていくことが私の仕事です。より安定した品質を目指すことで、コスト削減にもつながります。
仕事のやりがい
現場理解と工程チェックで不良を早期発見
品質、コスト、納期の安定化に貢献
黒鉛電極は、作り始めてから4~8カ月程度かけて製品になります。製造過程では不良が発生する事もありますが、製造期間が長いので、発見が遅れるほど影響範囲が大きく、挽回するのにパワーがかかります。それゆえ、原因究明のため現場と密に連携すること、一つ一つの工程を確実につなぐことが大切だと考えます。最近は、不良を止められる数が増え(不良率を減少させることが出来ており)、また、製造段階で不具合を感知できている実感があります。品質やコストの安定化に貢献できることにやりがいを感じます。
仕事で大事にしていること
行き違いのない正確な指示を心掛け
現場との密な連携でエラーを減らす
現場とのコミュニケーションを大切にしています。製造工程を管理する立場であっても、特に年次の浅いうちは現場で作業に当たる人の経験が勝ることも。データだけではトラブルの原因が分からないこともあり、得るものは多いですね。また、現場や同僚との丁寧なコミュニケーションは、エラー減少につながると実感しているので、どの立場の人が聞いても行き違いが生じないよう意図を正確に伝える言葉を選ぶことに心を砕いています。
入社して一番成長した経験
OJTで先輩と共に試験品を追い続け
工場に貢献できる技術を残せたこと
まだ入社して3~4カ月のころでしょうか。OJTの先輩と試験品の計画を立案し、半年以上をかけてその試験品の製造工程を確認し続けていました。工場には、エラーを未然に防ぐための「技術標準」という守るべきものを記したリストがあります。製造方法や品質に影響があるリスクなどをデータに則って示した、技術の結晶のようなものです。このリストに、試験結果をもとにした新しい標準が残ったことですね。工場に貢献できる仕事ができたことは自信につながりました。
東海カーボンを一言で表すと
少数精鋭で現場主義
若いうちから責任ある仕事を任される
東海カーボンは少数精鋭の現場主義だと思います。入社直後は新人社員研修がありますが、基本的に現場での経験から学んでいきます。大卒・院卒で入社する人数は多くはありませんが、若手だからといって職務を制限されることはなく、早くから一定の範囲で責任を持てるので、やりがいがあります。現場で製造する人、それを管理する人、立場はそれぞれですが、お互いを尊重する自由な雰囲気の中で仕事ができます。
同僚の特徴
意見を発信することに抵抗がない
自由でフレンドリーな職場環境
職分においては非常にまじめですが、フレンドリーな人が多いですね。個性を認めてもらえる雰囲気で、年次に関係なくそれぞれが意見を出し合っています。会議は情報共有の場ととらえてスムーズに進めることを目指していますが、日々事務所で談笑しながら気軽に意見交換をしたり、疑問を解消したりしています。非常に風通しの良い職場環境ですね。中でも、防府工場配属の同期3人は、一緒に食事をすることも多く、気の置けない仲間です。
今後の挑戦
情報共有や安定したシステム構築で
さらなるスピードアップを目指す
現場との密なコミュニケーションで知見を深め、常に改善提案することでより安定したシステムを構築し、組織に貢献する大切さを学びました。ジョブローテーションが基本なので、この先どのような職務を担当することになるかはわかりませんが、限られた時間で結果を出せるよう、さらに要領よく、スピード感をもって生産性を上げていきたいと思っています。
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黒鉛電極の安定的な製造体制を守るため
データ解析と現場との対話で改善提案
R.U
製造課(製造)
製造装置の不具合を迅速に解消して
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K.G
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研究
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「顧客のニーズ」に全力で応える
S.M
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ときに衝突する各人の意向の狭間に立ち
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販売部
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2年目にして自身の確かな成長を実感
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原料調達部
理系スキル+コミュニケーション能力で
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Y.K
生産技術部
営利企業と「サステナビリティ」の
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K.I
総務部
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