東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
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製品の安定供給/CSR調達事業・顧客特性と基本的な考え方当社グループは、企業を対象顧客とするB to B(Business to Business)の素材メーカーとして、産業や生活に欠かせないさまざまなものの原料や部材、製造工程で使われる製品を提供しています。お客様の業種業態は多岐にわたり、自動車関連、鉄鋼関連、電子部品関連、農産業機械関連、リチウムイオン電池関連と、幅広い分野で当社製品が使われています。また当社グループは、日本国内はもちろん、アジア、北米、欧州に事業を展開しており、売上高の7割以上を海外が占めています。原料や部材は、お客様の日々の生産活動の起点となる要素です。また、当社はカーボンブラックや黒鉛電極等、市場シェアの高い製品を多く有しています。したがって、高品質の製品を安定供給し続けることが最も基本的な責任であると認識しています。また、お客様のサプライチェーンに連なる企業として、各種法令・社会規範の遵守はもちろんのこと、製造工程での環境負荷低減に継続的に努めていきます。品質管理お客様にご満足いただける製品を提供するために、当社グループでは、設計段階から、原材料調達、製造、物流、販売に至るプロセスにおいて、徹底した品質管理に努めています。原料・副資材の受け入れから製造の各工程、出荷のそれぞれで厳しい基準を設けて検査を実施しています。安全で、安心してお使いいただける製品を提供し続けることで、お客様との「信頼の絆」を強めていくことを目指します。品質管理の基盤として、国内の全製造拠点で国際品質規格であるISO9001認証を取得しています。各事業部および各事業場がISO9001に準拠した品質マネジメントシステムを確立し、顧客満足度を継続的に改善する活動を行っています。この活動のもと、各プロセスでPDCA(Plan-Do-Check-Action)のサイクルを日々繰り返しながら、お客様にご満足いただける品質をつくり込んでいきます。また、品質マネジメントシステムの有効性に関する評価や意見交換を定期的に行う等、事業部と事業場が一体となって品質管理に取り組んでいます。CSR調達の基本的な考え方当社は、企業活動を通じて、株主、お客様、お取引先、地域社会、従業員等、ステークホルダーの皆様との「信頼の絆」を育んでいくことを基本理念に掲げています。皆様の信頼に応えつつ、持続的な企業活動を展開していくためには、地球規模の環境・社会課題に、当事者として向き合っていく必要があります。このような取り組みは、当社グループの努力だけで完結するものではなく、上流サプライチェーンを含めたサプライヤーの皆様のご理解・ご協力が不可欠と考えています。サプライヤーの皆様とともに、持続可能な社会の実現に貢献していきます。調達ポリシーの策定・公表当社グループは、2019年11月に「東海カーボングループ 調達ポリシー」を策定し、ウェブサイトで公表しました。この方針には、CSR調達の観点から、サプライヤーの皆様に当社グループとともに取り組んでいただきたい事項を記載しています。今後は、サプライヤーの皆様には定期的にCSR調達に関するモニタリングを実施していく予定です。WEB 東海カーボングループ 調達ポリシー(全文)https://www.tokaicarbon.co.jp/sustanability/pdf/pdf_procurement.pdf「東海カーボングループ 調達ポリシー」の項目1)企業の責任2)透明性3)人権の尊重4)雇用・労働5)環境6)品質・安全確保7)公正な事業遂行8)コミュニティへの貢献38東海カーボン アニュアルレポート 2019

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