東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
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環境安全管理部 中央安全衛生委員会地方安全衛生委員会各事業部技術部門 労働組合 労働組合 事務局事業場長安全管理者・衛生管理者・産業医各事業場安全衛生組織(東海カーボン(株))基本的な考え方と体制当社は、労働安全衛生を最優先事項と捉え、重要な経営基盤の一つと考えています。当社はゼロ災を目指し、安全目標として「場内全員の危険に対する感度の向上を図る」を掲げています。2019年の労働災害を踏まえ、2020年は「作業前KY(危険予知)の徹底」「経験の浅い方への教育強化」「委託職場の安全確認」という3つのターゲットを重点項目として取り組んでいます。労働災害の撲滅を目指すには、労使一体となった取り組みが重要と考えています。当社安全衛生の重点取り組みの審議・決定や各事業場における安全衛生活動の状況を確認するため、安全担当役員レベルを含む労使の代表者が参加する「中央安全衛生委員会」を開催しています。労働安全衛生について継続的に改善していくために、毎年、中央安全衛生委員会において労働安全衛生の向上に向けた方針等を決定しています。2020年の度数率の管理数値は0.98以下です。当社では、取締役会が労働安全衛生リスクを監督しており、必要に応じてリスク担当取締役が取締役会に労働災害等の重要事項を報告しています。労働安全衛生向上の取り組み当社では、労働災害の撲滅を目的とし、危険な作業や設備の危険個所を洗い出すリスクアセスメントとして、危険の芽をつむ活動、ヒヤリハット提出活動、KYT(危険予知トレーニング)活動等を定期的に行い、全員参加の安全管理活動を継続しています。さらに、新しく生産設備を導入する場合にも、リスクアセスメントを実施し、災害リスクが高いと思われる場合は事前に改善を要求しています。また、設備の設計段階から安全を追求しリスク低減を図っています。2019年の休業災害は、「やけど」による1件でした。発生した休業災害に対しては、まず現認書にて状況把握、なぜなぜ分析を通じて根本原因の把握およびその対策を再発防止対策書として作成しています。かつその対策を講じるだけでなく、安全査察を通して工場を訪問し再発防止対策の有効性を確認しています。また、類似災害の未然防止を図るために全事業場への情報の共有化を進め、安全対策点検事業場制度を通じて安全の基盤強化に努めています。さらに、危険に対する感度の向上を図るため、2017年から社外機関による「安全体感研修」を活用しています。2019年は、新規入社した従業員を含め25名が受講しました。なお、当社において、2019年に労働関連の法令等の違反はありませんでした。労働安全衛生地域貢献活動Tokai Carbon CB社 ボーガー工場東海カーボン(株) 防府工場当社グループは、事業場ごとにさまざまな地域貢献活動を実施しています。毎年4月の「思いやりの日」にご高齢の方々のご自宅を訪問し、ボランティア活動を実施しています。社会教育の一環として、学生を対象とした工場見学を実施しています。36東海カーボン アニュアルレポート 2019

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