東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
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CSRマネジメント基本的な考え方と体制当社グループは、基本理念であるステークホルダーとの「信頼の絆」を基盤として企業活動を行っています。かねて、社会との共存共栄を旨としてCSR活動に取り組んできました。SDGs(持続可能な開発目標)に集約される地球規模の環境・社会課題に貢献する姿勢をより明確にすべく、ESG経営基盤構築を前中期経営計画「T-2021」の重点施策としました。推進体制として、総務部管掌取締役を委員長とし、経営企画・総務・人事・法務・環境安全管理の各部門責任者で構成す重要課題(マテリアリティ)ESG経営基盤構築に向けた第一歩として、2019年11月、当社が重点的に取り組むべき重要課題を特定しました。マテリアリティの特定にあたっては、①当社グループとステークホルダー双方の視点から課題を抽出した上で、②それぞれの重要性を評価し、③外部有識者の意見も参考に経営会議傘下のCSR委員会で議論を重ね、④最終的に取締役会決議により決定しました。今後、当社グループとして、各マテリアリティに真摯に向き合い、持続可能な社会の実現に貢献していくとともに、取り組み状況について適切に開示していきます。東海カーボングループのステークホルダーるCSR委員会を原則年4回、開催しています。同委員会は、CSRに関する重要事項について討議・決定し、経営会議に付議・報告するほか、アニュアルレポート作成等の情報開示の統括も担っています。マテリアリティと目標マテリアリティ目標テーマ要素地球環境との調和環境負荷低減温室効果ガスの排出削減●エネルギー消費原単位の削減(前年比1%以上削減)汚染の削減●低濃度PCB廃棄物を2025年3月末までに全量処分●環境クレームゼロ(大気、水質等)循環型社会の実現廃棄物の再資源化●廃棄物の再資源化率75%以上●最終処分率30%以下事業を通じた社会課題への貢献技術革新への挑戦研究開発の推進●環境負荷低減テーマ向けの開発費用の割合60%以上●環境負荷低減関連の特許出願数 60%以上安全・安心な製品の供給さらなる品質向上●電極原単位の削減(2019年比3%)サプライチェーンマネジメントサプライヤーのCSRに関する意識向上●重要サプライヤーへの調達ポリシー周知率100%サプライヤーのCSRリスク低減●重要サプライヤーへのCSR調査実施(初年度)人権の尊重従業員の人権に関する意識向上●単体の全事業場での人権研修の実施(延べ時間)●国内グループ企業での人権研修の時間(延べ時間)●グローバル人権方針の策定および全従業員への周知率100%コミュニティへの貢献地域貢献活動への積極的関与経営基盤の強化コーポレートガバナンスの強化連結ガバナンス体制の整備コンプライアンスの徹底倫理・法令遵守●重大な影響を及ぼす法令違反件数ゼロコンプライアンス教育・研修●コンプライアンス教育・研修の受講率80%以上人材の育成女性社員の増加●単体の女性社員の割合●単体の新卒女性社員の採用比率 30%研修の効果的な実施●本社企画研修の総時間数(新入社員研修/専門研修)労働安全衛生の推進労働災害の低減●労災度数率の低減(度数率0.98以下)●休業日数13日以下(強度率0.007以下)東海カーボングループお客様株主・投資家従業員地域の方々地球環境取引先34東海カーボン アニュアルレポート 2019

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