2019年業績サマリー2020年方針半導体市場の後退を受け、2019年の後半から需要が軟化しましたが、2020年内に市場は徐々に回復に向かうとの見通しです。特に成長分野であるCVD-SiC市場に対応した生産設備増強を積極的に進めていく計画です。これら投資も含めたグループ内の生産・販売網の最適化を進め、環境変化に強い体制構築を一層進展させていきます。業績面では、2019年の前半は好調な半導体市場に支えられ堅調に推移しました。年の後半からは米中貿易摩擦長期化等の影響もあり半導体市場の成長は鈍化しました。一方で、2018年に連結子会社化したTokai Carbon Korea社の業績が通期で連結業績に反映されたこと等で、売上高・利益ともに拡大しました。投資関連では、黒鉛素材の生産拠点において老朽化設備の更新を実施し、生産性と品質を高めることで、今後の成長への布石としました。ファインカーボン事業機会とリスク機会リスク●AI、IoT市場の拡大●再生エネルギー事業への中国政府補助金制度●中国経済の減速●半導体市況の後退業績推移と見通しファインカーボン事業部長進 英雄環境変化に強い体質を目指して競争力を強化します2020見通し2018201714,4471,73825,4033,71528,7005,100201930,3696,107営業利益売上高(年)(百万円)020,00010,00030,00040,000(百万円)06,0003,0009,00012,000※ Tokai Carbon Koren社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定により、2018年の数値を遡及修正しています。●半導体・太陽光発電・一般産業用向けが堅調に推移●2018年6月に子会社化したTokai Carbon Korea Co., Ltd.が通期で連結業績に寄与事業の概況26東海カーボン アニュアルレポート 2019
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