東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
25/64

2019年業績サマリー2020年方針カーボンブラックの需要は、自動車市場の拡大とともに中長期的に年率2~3%の成長が期待されます。「T-2022」計画期間中は、国内外グループ内の技術共有、高付加価値製品の開発、環境設備投資コストの売価への転嫁等により、安定した利益確保に努めます。さらに、次世代品として、耐摩耗性に優れた新規微粒系カーボンブラック、水性カーボンブラックをテーマに開発を進めます。2019年は、前年に子会社化した北米拠点の融合が業績面でも技術面でも本格的にスタートしました。グループ各拠点間の技術交流も開始し、米国拠点の優れた原料油対応力を共有することで原料コストの低減と生産技術力の向上を進めています。また事業の継続性を高めるため、老朽化設備の更新や環境対応の設備投資を開始しました。カーボンブラック事業機会とリスク機会リスク●新興国における新車需要●タイヤ市場の安定的成長●原料油のひっ迫●世界的な自動車生産台数の減少業績推移と見通しカーボンブラック事業部長増田 浩文世界5カ国の生産体制でシナジー効果を発揮していきます2020見通し2018201747,8286,86876,92610,43193,3007,6002019101,7518,512営業利益売上高(年)0(百万円)060,00030,00090,000120,000(百万円)10,0005,00015,00020,000※Tokai Carbon CB Ltd. の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定により、2018年の数値を遡及修正しています。●2018年9月に子会社化したTokai Carbon CB Ltd.が通年で連結業績に寄与●米中貿易摩擦の影響を受け販売数量が前期比で減少●原価率上昇によりマージン圧縮25東海カーボン アニュアルレポート 2019ビジョンと戦略サステナビリティ報告資料編事業報告

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る