東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
22/64

私たちが東海カーボングループに入り、Tokai COBEX(TCX)として新たにスタートしてから8カ月経ちました。この間、PMIを進めながらお互いの信頼関係の構築に努めてきました。PMIは順調に進んでおり、グループの一員として事業活動をできることに大きな喜びを感じています。東海カーボンとTCXは、炭素業界で100年を超える歴史を持つ企業同士です。同じ言語で語り合い、目標を共有することができました。その結果、私たちは急速な成長を果たすことができたと感じています。2019年は、TCXと東海カーボングループ精錬ライニング事業のチーム全員にとって誇れる1年でした。市場地元消防団の支援ノヴィサッチ市の工場では、隣接する消防署から防火訓練に関する指導を受けています。TCXは同消防署を財政的に支援しており、2019年は消防車両の購入による支援を行いました。「Safe Plant-Children」による安全啓発職場での安全意識を高める映像プロジェクト「Safe Plant-Children」を企画・実施しました。映像には従業員の子どもたちが出演し、工場内の安全を呼びかけました。子どもたちにとっても社会学習の良い機会となっています。では、米中貿易摩擦をはじめとするさまざまな不安要素がありました。しかし、継続的な改善と持続的な成長を実現する仕組みのもと、TCX単独としては目標としたEBITDA、営業利益を達成することができました。一方、2020年は挑戦の年になります。市場の不安要素が依然残る中で、東海カーボンとTCXは潜在的な成長機会の獲得とシナジー追求に向け、建設的で開かれた議論を続けています。「T-2022」を通じた私たちの目標は、計画通りの業績を上げて東海カーボングループへ貢献することです。TCXの全員が目標を胸に、果敢に困難に挑むことで、この2020年を実りあるものにしたいと思います。フランク・ゲーデ(写真右)アンジェイ・ホトロス(写真左)グループシナジーを追求し、圧倒的なリーディング企業へTCXは、工場のあるポーランドのラチブッシュ市とノヴィサッチ市において、地域社会を支えるさまざまな活動を支援しています。2019年における寄付やスポンサー活動費は年間31.7千ユーロ、うち下期は14.1千ユーロでした。出演した子どもたち特集Tokai COBEX 共同経営者メッセージTokai COBEX GmbH 共同経営者購入した消防車両22東海カーボン アニュアルレポート 2019

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る