東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2019
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Tokai COBEXの事業構成と強み3事業ともに世界有数の市場ポジションを確保Tokai COBEX(以下、TCX)は、アルミ精錬用のカソードや、製鉄所の高炉用ブロック、金属シリコン等の精錬に使われる炭素電極の3分野で世界有数のシェアを有する市場リーダーです。鉄を凌ぐ成長が期待されるアルミをはじめ、成長市場で強固な顧客基盤を確立しています。金属シリコン、合金鉄、リン酸等の精錬に使用され、約1週間ごとに交換されます。世界シェアの約3割※2を有しています。高炉用ブロックは、製鉄所の高炉の内張りに使用される炭素質・黒鉛質の耐火材です。需要の9割が巻き替えと呼ばれる更新用で、安定収益を見込めます。TCXは世界シェアの約4割※2を有しています。アルミニウムの精錬電解炉において、アルミナを電気分解する炉(ポット)の陰極(カソード)ライニング材として用いられます。アルミ電解炉の生産性を左右する重要部材で、約5年ごとに交換されます。TCXは、カソード市場において約2割のシェア※1を有しています。アルミ精錬用カソード炭素電極高炉用ブロック世界シェアNo.1※1世界シェアNo.1世界シェアNo.2※2※2売上構成比(2018年実績)主要な金属地金製品の世界生産量推移26022018014010020022010200620142018アルミアルミは年率4%成長2017年をボトムに改修期を迎える銅ニッケル亜鉛粗銅出典:WSA(世界鉄鋼協会)※1 当社調べ、中国メーカーを除く世界市場の推定供給量ベース   ※2 当社調べ約6割約2割約2割大型高炉の改修数の見込み(東アジア)20122016202010502024(2000年=100)(基)21ビジョンと戦略事業報告サステナビリティ報告資料編東海カーボン アニュアルレポート 2019

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