T-2021 重点施策2019年 実施状況〇 価格優先により高マージン維持〇 リニューアル・メンテナンス投資実施× フォーミュラ制の交渉中断〇 カナダ/カンカーブ能力2割増(2020年までに年間9千トン増)〇 工業炉増産投資(約3割増)× タイにおけるカーボンブラック増産投資は凍結× 負極材増設投資は需要動向に沿い一時棚上げ〇 グローバル人材マネジメント体制強化〇 内外子会社管理体制強化(北米統括会社立ち上げ等)〇 グローバル財務・税務マネジメント推進〇 ESG課題の明確化と開示の拡充スタート(11月~)〇 3拠点技術交流開始〇 北米拠点の原料油対応力のグループ内展開〇 CVD-SiC生産設備投資実施(2020年までに約2割増)欧州経済減速、米中貿易摩擦の影響等による電極余剰感が2019年後半より鮮明にTokaiCOBEX社買収。炭素黒鉛周辺分野への横展開、対面業界多角化(アルミ産業、金属シリコン等)継続取り組み継続取り組み継続取り組み電極事業の安定的キャッシュフロー創出カーボンブラック内外拠点の一体化運営成長分野への500億円投資ファインカーボン事業の収益モデル再構築連結ガバナンス体制の構築・強化12435備考社長メッセージ前回プラン(T-2021)の重点施策と達成状況現実的な計数計画のもとで成長機会への備えを進める刻々と変化する経営環境に対応し、当社は中期経営計画にローリング方式を採用して年次で見直すこととし、2020年2月17日に「T-2022」を公表しました。「T-2022」は、「T-2021」の基本方針を堅持しつつ、環境変化に合わせてより現実的な計数計画を内外に示したものです。同時に、将来の成長投資の原資となるキャッシュの創出力を表す新しい経営指標、EBITDAを導入し、新たな高みを目指します。新型コロナウイルス感染症の流行、米中貿易摩擦の行方、英国のEU離脱の余波、中東問題等、2020年の世界経済は予断を許さないものとなりそうですが、私としては、この1年を我慢の年だと割り切っています。予想に反して景気の底入れが早まれば、その時点で攻めに転じますが、足元の環境が容易に好転しなくとも慌てず、焦らず、やがて訪れるチャンスに備えます。そうして、守りの時でなければできないこと、今だからできることを一つひとつクリアしていく考えです。16東海カーボン アニュアルレポート 201916東海カーボン アニュアルレポート 2019
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