環境保全環境目標と実績環境活動を進める上で、当社は次の4つのターゲットを活動の主体として取り組みを進めています。(1)法令等遵守関連する法、条例、地域と結んだ協定、合意事項等を整理し、適切に遵守しています。2018年、当社事業場において重大な法令、条令等の違反はなく、環境関連訴訟、罰金等についてもありませんでした。(2)環境クレームゼロ地域との共生を重視し、関連する法、条例、地域と結んだ協定、合意事項等で定められた基準以下でも地域社会の中で問題となる事象については、適切に対応しています。2018年、当社において重大な環境クレームの発生はありませんでした。(3)CO2排出原単位の削減環境活動の一環として、中期目標を定めています。 2018年は各事業部門とも前年に比べ生産量が増加し、それに伴ってCO2排出量も増加しました。また、カーボンブラック工場において補修のため自家発電設備を停止したこと、電極工場においてエネルギ-消費量の大きい品種の生産比率が増加したこと等により、CO2排出原単位は悪化しました。(4)産業廃棄物の削減2018年の産業廃棄物発生量は前年比で増加しました。主な要因は、旺盛な需要に対応して生産量が増加した一方で有価物の引取量が減少したこと、また、設備の整備・補修、遊休資産の処分等を進めたことです。引き続き、分別の徹底や、社会状況に応じた廃棄物の高付加価値化を図り、委託処理量のさらなる削減と最終埋立量の削減に注力していきます。産業廃棄物の発生・処理の状況(東海カーボングループ(国内))(t)項目2012年(基準年)2016年2017年2018年委託処理量3,8413,1043,2814,027 うち最終埋立量1,7027771,0061,790CO2排出量と原単位の推移(東海カーボン(株))単位2012年(基準年)2016年2017年2018年CO2排出量千t635 527 608 671 黒鉛電極事業千t194 138 163 184 カ-ボンブラック事業千t385 357 398 437 ファインカ-ボン事業千t54 31 44 47 その他事業千t2 2 3 3 生産量原単位(2012年比)%100.0 96.1 100.5 101.9 水使用量および水域への環境負荷物質排出関連デ-タ(東海カーボン(株))単位2016年※12017年※12018年※1水使用量千m3/年2,6122,6982,761BOD排出量kg/年2,3851,0621,461COD排出量kg/年10,1749,4736,944NOx排出量t/年571663672SOx排出量t/年6641,0311,162全窒素排出量※2t/年―4.75.4全りん排出量※2t/年―0.20.2※1 集計対象期間: 各年4月~翌3月の1年間※2 報告対象範囲: 環境省「水質汚濁に係る環境基準 別表2 生活環境の保全に関する環境基準(海域・湖沼)」の指定水域に関係する事業場36東海カーボン アニュアルレポート 2018
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