基本的な考え方と体制当社グループは、基本理念であるステークホルダーとの「信頼の絆」を基盤として企業活動を行っています。この理念のもと「コンプライアンス」「環境」「社会貢献」にCSR活動の重点を置き、従業員一人ひとりがCSRを自分のものと自覚し真摯に取り組むことにより、広く社会の持続的発展に貢献します。推進体制として、総務部管掌を委員長とし、経営企画・総務・人事・法務・環境安全管理の各部門担当者で構成するCSR委員会を原則年4回、開催しています。同委員会は、CSRに関する重要事項について討議・決定し、経営会議に付議・報告するほか、アニュアルレポート作成等の情報開示の統括も担っています。当社はCSR委員会の活動を軸に、各ステークホルダーとの共存共栄を目指し、CSR活動のPDCAサイクルを回していきます。人権の尊重当社および国内グループ各社は基本方針に基づいて、1977年から人権啓発活動を継続的に実施しています。全社および事業場人権啓発推進委員会が中心となって、全従業員への方針の周知徹底や意識啓発に取り組んでいます。2018年は人権啓発研修を16回実施し、約850人が参加しました。2019年は、同研修の参加者アンケート回答に基づいて研修内容を構成していく予定です。2019年にはグループ一体となった活動を強化するため、東海カーボングループ人権啓発推進委員会を発足しました。国内グループ会社にも人権啓発推進委員会を設置して活動していく予定です。人権尊重に対する基本方針1.企業の立場から、同和問題を始めとする人権問題を正しく認識し、さまざまな差別の解消に向け、全社的な啓発・研修を継続、実施します。2.社内に「基本的人権の尊重」の意識を定着させ、感性豊かな企業人の育成を目指します。3.社員一人ひとりの人権意識の昂揚を通して、明るく、活き活きとした職場づくり、社会づくりを推進します。(2002年改正)ESG経営基盤の構築に向けてCSRマネジメント東海カーボングループお客様地球環境株主・投資家従業員地域の方々取引先東海カーボングループのステークホルダー当社グループは、グローバルに広がるさまざまな課題の解決と企業経営をシンクロナイズさせることで、社会のサステナビリティへ貢献することを目指しています。そのような企業活動の基盤となるESG経営基盤の構築に向けた取り組みを2018年末に開始しました。重要課題を特定し、専門家の助言を得ながら、ESG活動そのものの充実とウェブサイト等を通じた適切な情報開示を実施していきます。CSR委員会34東海カーボン アニュアルレポート 2018
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