東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2018
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研究開発の基本戦略当社は「応用開発」と「創成開発」の両輪を原動力に、技術革新に努めています。「応用開発」では、現有事業の生産技術をもとに改善を常に加え、多様な顧客ニーズに応えています。「創成開発」では、当社の生業で培った強みを最大限に活かし、成長につながる事業創出に取り組んでいます。当社は、国産の黒鉛電極、カーボンブラックのパイオニアとして、独自の高温処理技術からナノレベルの表面処理技術に「技術の東海」として歩み続ける東海カーボン。顧客ニーズに応える応用開発や、次世代技術による新規事業創成を通じて、持続的な成長を目指します。事業の概況研究開発研究開発の体系至る幅広い技術を保有しています。それらに磨きをかけると同時に新たな技術を取り入れることで、既存事業の業際領域である半導体用シリコン等のファインカーボン、次世代炭素技術による負極材等の新規事業を生み出してきました。今後も「技術の東海」であり続けるために、社会の技術革新を取り込む挑戦を続け、社外との技術連携やグローバル化に応え得る技術人材の育成に努めていきます。創成開発業際領域での新規事業の創出現有事業の製品品質・生産性の向上● CASE対応自動車産業・5G、IoT時代を 見据えた機能部材開発● 環境保全に資する機能性材料の開発● 負極材に続く大型新規事業の創成 等知多研究所カーボンブラック防府研究所黒鉛電極田ノ浦生産技術課ファインカーボン湘南生産技術課摩擦材富士研究所茅ヶ崎分室連携官庁大学企業開発戦略本部生産技術センター負極材開発部/技術課工業炉●新規材料開発 ●新規技術開発●他事業部支援研究応用開発● 生産技術と品位の向上、低コスト化、 および環境負荷低減● 顧客ニーズへの的確で迅速な対応● カーボンブラック、ファインカーボン、 摩擦材の新規製品の開発30東海カーボン アニュアルレポート 2018

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