:設備あり製造フロー欧州中国 韓国 日本米国主な用途黒鉛素材加工純化CVD SiC耐熱一般用途半導体用途ハイエンドSolidSiCTokai Carbon Korea社の主要製品であるSolid SiC製フォーカスリングは、半導体製造工程でエッチング装置の重要部材として使用されます。半導体の微細化・高集積化に伴って、エッチング装置の部材には耐久性強化が求められており、市場で8割を占めているシリコン・石英製の部材から、より耐久性の高いSiC製部材へのシフトが進んでいます。当社グループのSolid SiC製フォーカスリングは半導体・装置の大手メーカーから高く評価されており、今後も高い需要が見込めるものと考えています。業績概況と見通し2018年の売上高は前期比75.8%増の25,403百万円、営業利益は前期比229.9%増の5,735百万円となりました。ファインカーボン事業は、2016年から生産能力削減等の構造改革を進めた結果、利益体質の大幅な改善を実現しました。2018年6月に、当社は韓国のTokai Carbon Korea Co., Ltd.を連結子会社化しました。これにより、当社グループはCVD SiC製品の生産能力を世界最大とし、成長機会を追求する基盤を整えました。Solid SiC製フォーカスリングをはじめとする高付加価値のCVD SiC製品は、当社グループにとって戦略上重要な意味を持ちます。今後、市場の拡大とともに事業を成長させていく方針です。当社グループのSiC製品生産拠点別保有設備業績推移と見通しSolid SiC製品で高シェアを持つTokai Carbon Korea社を連結子会社化フォーカスリング用素材の変遷(年)19902020201820102000Glassy Carbonシリコン・石英SiC強度・耐熱性・耐プラズマ性に優れる2019見通し2018201714,4471,73825,4033,71533,2007,000営業利益売上高(年)(百万円)020,00010,00030,00040,000(百万円)06,0003,0009,00012,000※1 2019年の営業利益見通しは内部調整を加味しない数値です。※2 2018年の営業利益は2019年3月末時点における遡及修正後の数値です。27東海カーボン アニュアルレポート 2018ビジョンと戦略サステナビリティ報告財務報告資料編事業報告
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