東海カーボン株式会社 アニュアルレポート 2018
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安定的・継続的な配当を基本方針に増配を図ります成長分野に3年累計で500億円を、加えて、老朽設備更新・環境投資に同じく600億円を投入していく考えです。さらに、前中期経営計画と同様、成長市場である自動車・エレクトロニクス関連分野をターゲットとして、M&Aにも積極的に取り組んでいきます。 急激に拡大した業容に見合った連結ガバナンス体制構築も喫緊の課題と認識しています。特に、前中期経営計画期間中に獲得した3つの子会社のPMI(統合作業)とグローバルレベルでの最適生産体制構築はM&Aの成果を左右する最重要課題であり、近年、急激に重要性を増してきたESG(環境・社会・ガバナンス)経営基盤構築の枠組みの中でしっかりと取り組んでいきます。株主還元については、安定的・継続的な配当を基本方針として、「T-2021」期間中に配当性向30%を目指すこととし、この方針のもと、2019年の配当は1株当たり年間48円を予想しています。自社株式取得についても、当社グループを取り巻く経営環境、業績と業績見通し、投資計画、キャッシュフローの状況、株価水準等を総合的に勘案した上で実施を検討していきます。 株主様のご期待に応えるべく、経営の舵取りをしていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申しあげます。2019年7月15東海カーボン アニュアルレポート 2018事業報告サステナビリティ報告財務報告資料編ビジョンと戦略

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