新しい時代の東海カーボンへ代表取締役社長長坂 一社長メッセージ東海カーボンは、日本の炭素業界におけるパイオニアとして1918年に創業しました。「信頼の絆」を基本理念に掲げ、製鉄・化学・自動車関連等の幅広い産業分野に多彩なカーボン製品を供給しています。 2018年を最終年度とする中期経営計画「T-2018」を簡単に振り返ると、初年度の2016年、内部意識改革と事業再構築からなる構造改革を計画どおり完遂することで筋肉質の収益構造を獲得。2017年からは成長戦略に軸足を移し、黒鉛電極、カーボンブラック、ファインカーボンの3事業でM&Aを活用した総額597億円の戦略投資を実施、ビジネスを大きく拡大させました。さらに、黒鉛電極を中心とする経営環境の劇的な好転も相まって、「T-2018」については、当初の計画を遥かに上回る成果を上げることができました。 2018年の連結業績は、売上高2,313億円(前期比117.7%増)、営業利益752億円(同578.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は739億円(同499.4%増)を計上しました。主要経営指標としているROSについては、2018年の目標8%以上を2017年時点で達成し、2018年実績は32.5%となりました。計画を遥かに上回る成果を上げました13東海カーボン アニュアルレポート 2018事業報告サステナビリティ報告財務報告資料編ビジョンと戦略
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