
太陽電池は太陽光を利用して電気を作り出す、CO2の排出が少ないクリーンな発電装置です。太陽電池の心臓部であるセルを製造する過程のさまざまな部分で黒鉛製品が使われています。
一例ですがセルの青く光る部分(シリコンに光を効率良く吸収するための反射防止膜)を付ける工程でセルとなるシリコンを載せる枠型として、C/Cコンポジットトレイが使われています。
太陽電池の厚みにあわせて薄くて丈夫で、高温の炉の中で耐えられるために黒鉛で作られた製品が活用されます。

燃料電池は水素(H)と酸素(O)が結合して水(H20)になる化学反応から電気を発生させます。発電効率が高く、CO2の排出が少ないクリーンな発電装置です。
装置内では反応で生じた電気を取り出すために、カーボンセパレータが使われています。
黒鉛は化学的安定性が高く、電気を通し易い特徴が活用されています。

リチウムイオンバッテリーは繰り返し使用できる充電式電池です。繰り返し充電できるため、省資源化に貢献しています。
リチウムイオンバッテリーはリチウムイオンの動きを利用した電池です。
黒鉛でできた負極材はリチウムイオンを取り込んだり放したりすることで何回も充、放電を繰り返すことが出来ます。黒鉛の構造と化学的安定性が活用されています。

LEDは白熱電球に比べて長寿命、消費電力が少ないため省エネルギーに貢献する照明です。
LEDの光は赤、緑、青、白とあります。この発光機能を付加する(半導体にする)ときに、基材(ウエハ)上に、様々な物質を熱の力で付着させます。その時に台座となるのが黒鉛で作られたサセプターです。
耐熱性・耐蝕性が強いために黒鉛が活用されています。

DPFはディーゼルエンジンから排出される有害な粒子を取り除くセラミックスフィルターとしてトラックなどのディーゼル車に取り付けられています。
DPFは超高温の窯(工業炉)のなかで焼き上げられます。熱源(ヒーター)やDPFを載せる容器として、高温安定性の高い黒鉛が多く使われています。
DPF以外にも高温や特別な環境を必要とする工業炉には黒鉛のさまざまな特性が活用されています。

排ガスを少なくするために今、注目されている電気自動車。それには小型高出力のモーターが使われています。
そのモーターには、効率よく磁場を生む特殊な電磁鋼板が使われています。
高温安定性と、自己摺動性(すべり易さや回転のし易さ)の特徴を生かし熱処理炉の、鋼板を移動させるローラーとして黒鉛が活用されています。







